六ケ所・戸鎖地区有志 23日に「新そばまつり」

新そばまつりの準備を進める久保理事長(左)ら戸鎖地区の住民有志=20日

 そばで地域おこしに取り組んでいる青森県六ケ所村戸鎖地区の有志が23日、村特産品販売所「六旬館」で「新そばまつり」を開く。地元の恒例イベントだが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止され、2年ぶりの開催。住民は「久々にお客さんと会うのが楽しみ」と張り切っている。

 「うん、いい香り」。20日、同地区にある「工房そばの華」。戸鎖手打ちそば愛好会の木村せつ子さん(71)が新そばの出来を確かめようと、そば打ちに励んでいた。まつりを主催する戸鎖前田水利組合理事長の久保勝廣さん(71)は新そばを味わい「コシがあっておいしい」と顔をほころばせた。

 やませの冷涼な気候が稲作に向かなかったことから、戸鎖では古くからソバ栽培が盛んだった。稲作技術が向上したため一時は途絶えたが2004年、地元農家が地域おこしの一環で復活させた。現在は37人が計5.4ヘクタールで「にじゆたか」を作付けしている。

 収穫した実は、住民自ら石臼でひいて粉に加工。毎年秋に工房周辺で開かれるまつりで、来場者に振る舞っていた。

 久保さんは「まつりは戸鎖に外から人を呼ぶ良い機会になってきた」と振り返る。

 それだけに、昨年のコロナ禍による中止で、まつり関係者の落胆は大きかった。木村さんは「寂しい思いでいっぱいだった」と住民の思いを代弁する。

 今年は、手狭で十分な感染対策が取れなかった工房に代わり六旬館を使えることになり、2年ぶりの開催が決まった。かけそば(400円)、天ぷらそば(500円)を計150食提供する。

 久保さんは「久々にお客さんと会うのが楽しみ。感染対策を徹底しつつ、一人でも多くの人に食べてほしい」と話す。

 そばの提供は午前10時から。売り切れ次第終了。問い合わせは久保さん(電話0175-74-2752)へ。

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