八幡平アスピーテライン閉鎖解除も… 積雪で通行お預け、開通は16日以降

冬季閉鎖が解除されたものの、積雪により通行止めとなった八幡平アスピーテライン
 秋田県鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ八幡平アスピーテライン(全長26・6キロ)の冬季閉鎖が15日、解除された。開通式が八幡平ビジターセンターで開かれたものの、山頂付近で積雪が確認されたため終日通行止めとなり、開通は16日以降に持ち越しとなった。

 式典には、鹿角市の舛屋修美副市長や観光関係者ら約20人が出席した。県鹿角地域振興局の永須昭夫局長が「開通は十和田八幡平の本格的な観光シーズンの幕開け。より多くの人に訪れていただきたい」とあいさつ。出席者がテープカットを行い、冬季閉鎖解除を祝った。

 アスピーテラインは除雪によって道路両脇にできた雪壁の間を走行できるため、毎年全国から観光客が訪れる。昨年11月から冬季閉鎖となっていたが、閉鎖区間20・4キロのうち本県側9・8キロを鹿角地域振興局が3月11日~今月3日にかけて除雪。この日は本県側の蒸(ふけ)ノ湯ゲートから岩手県側の緑ケ丘ゲートまでの17・6キロを通行可能とする予定だった。

 振興局は16日以降、天候や道路状況を確認し、通行の可否を判断する。蒸ノ湯ゲートから緑ケ丘ゲートまでの区間は路面凍結や積雪の恐れがあるため、開通後も5月下旬まで夜間(午後5時~午前8時半)は閉鎖される。

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