鹿角から未来へ芽吹け!農の夢 秋田県種苗交換会、1日開幕

真っ赤に実ったリンゴを収穫する生産者=10月中旬、鹿角市十和田
 秋田県農業最大のイベントとして知られる第147回県種苗交換会が1日、鹿角市で開幕する。同市での開催は2015年以来9年ぶり。「鹿角から ひびけ未来へ 農の夢」をキャッチフレーズに、談話会や農産物の出品展示など多彩な催しが行われる。

 会期は5日までの5日間。JA秋田中央会が主催し、鹿角市協賛会が協賛する。

 開幕に先立ち、30日は主会場の鹿角トレーニングセンターアルパスで農産物と加工品の審査が始まった。審査員を務める県農業試験場職員らが、水稲や果樹、花卉(かき)など8部門に出品された作物などの出来栄えをじっくりと確認していた。審査は31日も行われる。

 11月1日は午前8時40分からアルパス前広場でオープニングセレモニー、10時半から市文化の杜(もり)交流館コモッセで新穀感謝農民祭と開会式を行う。

 農産物の出品展示は、鹿角トレーニングセンターアルパスが会場。水稲や野菜、果樹、花卉など8部門が設けられており、目標数は1300点。昨年に続き、7月には記録的大雨で農地が冠水するなど被災した。会場には度重なる災害に負けず、生産者が丹精込めて育てた作物が並ぶ。

 期間中にはこのほか、例年多くの来場者でにぎわう農業機械化ショーや、地場産品やご当地グルメを販売する農工商フェアなどさまざまな催しも企画されている。

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