開花予想日に前倒しで開幕・弘前さくらまつり

さくらまつり開幕に向け、園内では屋台の準備が進んでいる=28日午前、弘前公園

 弘前さくらまつりの主催4団体は28日、青森県弘前市の市立観光館で会議を開き、桜の早期開花予想を受けて、まつりの開幕を2日前倒しし、会期を4月16日~5月5日とした。市が28日に発表した第3回開花予想では、弘前公園内のソメイヨシノの標準木は開花が4月16日、満開が同21日で、2回目までの予想と変わらなかったことを受け、開花日に合わせた開幕とした。

 弘前さくらまつりを巡っては、昨年も同時期の開花予想を受けて当初の4月19日から1週間前倒しした経緯がある。準まつり体制をとらず、本会期を変更しての前倒しは2年連続。

 まつり初日の16日には主催4団体によるセレモニーを実施。多くの来賓を既に招待していることから当初の開幕日に当たる18日にも式典を行う。園内の出店営業や夜間のライトアップは16日に開始する。お化け屋敷などの興行は18日から。

 市公園緑地課の予想によると、公園外堀は開幕前日の15日に開花し20日に満開、西堀の桜のトンネルは17日開花で22日満開、花吹雪、花筏(はないかだ)は24~28日が見ごろ。市はソメイヨシノが散った後に迎える大型連休の集客を図るため、5月上旬までリレーのように咲く八重桜7品種「弘前七桜(しちざくら)」を昨年に引き続きPRする。

 桜田宏市長は主催者会議後、「まつりの準備には時間がかかることから、3月中に会期を決定したいと思っていた。さまざまな機会を捉え、(会期変更の)情報発信をしていく。ぜひ多くの皆さまに弘前の桜を見てほしい」と話した。


弘前市

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