パリの「美しき時代」を彩る ロートレック展、秋田県立美術館で開幕

 19世紀末のパリで活躍した画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864~1901年)らの作品を集めた「ロートレックとベル・エポックの巴里―1900年」展が5日、秋田市中通の県立美術館で始まった。初日から多くの人が訪れ、色鮮やかな作品に見入っていた。秋田魁新報社、県、公益財団法人平野政吉美術財団でつくる実行委員会の主催。12月15日まで。

 19世紀末から20世紀初頭にかけて、パリは世界有数の大都市として発展。「ベル・エポック(美しき時代、良き時代)」と呼ばれるこの時代には印刷技術が発展し、店や劇場、役者を宣伝するためのポスターが数多く制作された。ロートレックは斬新なデザインでポスターを芸術の域まで高め、グラフィックデザイナーの先駆者ともいわれる。



 会場にはロートレックのほか、アルフォンス・ミュシャ、エドガー・ドガらの作品約320点を展示。当時の華やかな雰囲気や人々の生活を象徴するポスター、肖像画などが並ぶ。監修した福井市美術館の河野泰久副館長は「ロートレックの作品は、単純な線と特殊な構図が特徴。日本画に影響を受けた漫画のような表現に注目すると、より楽しめる」と語った。

 旅行の途中に夫婦で立ち寄った宇都宮市の杉山信子さん(62)は「女性を描いた絵が多く、それぞれ表情が異なるのが印象的だった。線の繊細さにも驚いた」と話した。

 開場は午前10時~午後6時(入館は5時半)。一般千円(前売り、20人以上の団体800円)、高校・大学生800円(同600円)、中学生以下無料。

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