GMUのふるさとナビ4 中泊・メバル漬けめし


 「メバルといえば中泊町、中泊町といえばメバル」と自信たっぷりに語る濱舘豊光町長。これまでの連載で、いろんなメバル料理をご紹介くださいました。が、まだ食リポに登場していない商品があるそうです。一体どんなメニューなのか興味津々のGMU堀川あい、武田羽瑠、白石りおん、奥崎このはが町役場に町長さんを訪ねました。

 そのメニューというのは「海峡メバル漬けめし」(1600円)のこと。地元ではメバ漬け、テンカラ丼とも呼ばれ、中泊町小泊の日本海でとれたメバル(ウスメバル)の刺し身を急速冷凍して、漁師飯風に食べられるようにした商品とのこと。濱舘町長が「権現崎の沖にある深い海で育つから、身がキュッと締まっておいしいよ」と太鼓判を押す逸品です。

 では、頂いてみましょう。「食べる前から、漬けだれの良い香りがします」(白石)。ご飯と一緒に口に運ぶと、確かに身がしっかりしてかみ応えがあって、うま味が徐々に広がってくる感じですね。

 そして、さらにお楽しみがあります。商品に同封されている出汁(だし)を温めてメバ漬けと一緒に味わう「だし茶漬け」ができるんです。湯気が漂う丼をかき込むと「ふっくら軟らかくなった身と一緒においしさが口に広がって、いくらでも食べられそう」(武田)。他の3人も深くうなずきながら、熱々お出汁の味変を楽しんでいます。

 食リポを終えた一行は、道の駅こどまり「ポントマリ」まで足を延ばしてみました。店内にはイカの塩辛や沖漬けなど、メバル以外の海の幸がいっぱい。荒々しい岩場が夕日に染まる光景も、すごくロマンチックな気分になりますよ。

 ▼問い合わせ 中泊さかなプロダクツ協議会(町水産商工観光課内TEL:0173-57-2111)

★★★Oh!知らせ★★★

 ■10月4日から宮越家・秋の公開 宮越家は中泊町尾別にある大正ロマン漂う旧家。庭園「静川園」は京都東山にある国名勝「白沙村荘庭園」の影響が見られるといい、離れ「詩夢庵」は、わが国ステンドグラスの先駆者・小川三知の豊かな色彩の作品がハイカラな雰囲気を醸し出す。今秋の公開(10月4日~11月10日)では「詩夢庵」にあるふすま絵「花鳥図」にも注目だ。チケット販売は9月17日から。問い合わせは中泊町文化観光交流協会(TEL:0173-57-9030)へ。

濱舘町長を囲んでメバ漬けをいただくGMU(左から)白石、武田、堀川、奥崎

急速冷凍した新鮮な刺し身を手軽に味わえるメバ漬け(調理例)

宮越家・詩夢庵にあるふすま絵「花鳥図」

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