北前船スタンプラリー 鯵ケ沢、深浦、野辺地

鯵ケ沢、野辺地、深浦の3町が所蔵する北前船関連の現物資料が一堂に会した展示をPRする3町の担当者=22日、深浦町歴史民俗資料館

 文化庁認定の日本遺産「北前船寄港地・船主集落」関連の文化財がある鯵ケ沢、深浦、野辺地の3町の教育委員会は、4年目の連携事業を23日から始める。恒例の3町を巡るスタンプラリーのほか、深浦を皮切りに、3町でそれぞれのテーマを設定したパネル展を実施し、北前船とのゆかりをPRする。

 深浦では8月18日まで町歴史民俗資料館で、3町の北前船関連の現物資料など計約80点を展示する(月曜休館、祝日のときは翌日)。鯵ケ沢の丸二塩屋文書、深浦の秋田屋客船帳、野辺地の仙台屋永記録など、船問屋に残された文書を解説パネルとともに読み解き、北前船が行き交った当時の様子に理解を深めることができる。

 野辺地町教委の山崎杏由(あゆ)主幹は「3町の現物資料が一堂に会するのは初めて」とPR。「ぜひパネル展を見ながらスタンプを集めてほしい」と話していた。

 パネル展は、8月21日~9月22日に鯵ケ沢町の日本海拠点館で「白八幡宮大祭や県内の北前船に関するお祭りの紹介展示」、10月1~20日に野辺地町中央公民館で「3町に伝わる北前船に関する食文化」をテーマに実施する。

 スタンプラリーは12月1日まで開催。スタンプ設置の鯵ケ沢町中央公民館、深浦町歴史民俗資料館、野辺地町中央公民館を全て巡ると、最後にスタンプを押した町の港のデザインの絵馬がもらえる。3港の絵馬をそろえるとアクリルスタンドのプレゼントもある。



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