8月4~8日の五所川原立佞武多(たちねぷた)に出陣する新作の大型立佞武多「閻魔(えんま)」が11日、青森県五所川原市の立佞武多の館で完成した。明かりがともると、三つ目で亡者をにらみつける冥府の王が現れた。
制作者はねぷた表現師の忠汰(ちゅうた)さん(48)=本名・齊藤忠大=で、閻魔は自身7台目となる。昨年10月下旬ごろから制作に取りかかり、今月9日から人形部分の31パーツを組み立てていた。11日は作業員が天井のクレーンを使って最上部を取り付けた。頭の上に「大王」と描かれた帽子が載ると、観光客らから歓声が上がった。
閻魔は高さ約23メートル、重さ約19トン。死者の生前の行いを映す「浄玻璃(じょうはり)の鏡」を前に、閻魔大王が裁きを下す場面を表現した。立佞武多全体を赤で囲むような色の配置にしている。
忠汰さんは「ようやく完成してほっとしている。閻魔は見せどころが満載。正面もそうだが、背面もかなりこだわっているので、全方向から楽しんでほしい」と語った。
今年は閻魔のほか、昨年デビューの「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」、2021年完成の「暫(しばらく)」も祭り期間中全ての日に出陣する。
制作者はねぷた表現師の忠汰(ちゅうた)さん(48)=本名・齊藤忠大=で、閻魔は自身7台目となる。昨年10月下旬ごろから制作に取りかかり、今月9日から人形部分の31パーツを組み立てていた。11日は作業員が天井のクレーンを使って最上部を取り付けた。頭の上に「大王」と描かれた帽子が載ると、観光客らから歓声が上がった。
閻魔は高さ約23メートル、重さ約19トン。死者の生前の行いを映す「浄玻璃(じょうはり)の鏡」を前に、閻魔大王が裁きを下す場面を表現した。立佞武多全体を赤で囲むような色の配置にしている。
忠汰さんは「ようやく完成してほっとしている。閻魔は見せどころが満載。正面もそうだが、背面もかなりこだわっているので、全方向から楽しんでほしい」と語った。
今年は閻魔のほか、昨年デビューの「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」、2021年完成の「暫(しばらく)」も祭り期間中全ての日に出陣する。