観光列車「ひなび」 7月八戸線初運行

JR東日本が八戸線で運行する観光列車「ひなび」(同社青森支店提供)

 JR東日本盛岡支社は24日、観光列車「ひなび(陽旅)」を7月31日に八戸線で初めて運行すると発表した。地元の食材を使った弁当、地酒の提供や南部弁での沿線紹介など同路線ならではの列車の旅が楽しめる。

 列車名は「はづのへハラッチェ ひなび」。南部弁なまりの「はづのへ」(八戸)、「はらつぇ」(満腹)と、イタリア語の「グラッチェ」(ありがとう)を組み合わせた。

 八戸酒造の「陸奥八仙」や、イカめしなどの食材を使った弁当を乗客に提供。車内では南部弁の保存・継承に尽力し文化庁長官表彰を受賞している柾谷伸夫氏が、南部弁で八戸線沿線の魅力を紹介する。

 運行時間は往路が「八戸午前10時19分ごろ発、久慈午後0時45分ごろ着」、復路が「久慈午後2時23分ごろ発、八戸同4時1分ごろ着」。往路は種差海岸駅、復路は本八戸駅にも停車する。

 同支社は下北地域を巡る「ひなび下北」の運行も7月20、21日に企画。「はづのへハラッチェ ひなび」「ひなび下北」の旅行商品を5月27日からインターネットなどで販売する。

 JR東は運行を終えた観光列車「リゾートあすなろ」を改造し、ひなびにリニューアル。これまで岩手県内の路線や大湊線で運行していた。

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