大正期の貴重なステンドグラスが残る青森県中泊町尾別の旧家「宮越家」で24日、春の一般公開が始まった。県内外から見学者が訪れ、同家の離れ「詩夢庵(しむあん)」にあるステンドグラス作家・小川三知(1867~1928年)の作品を堪能した。
公開が始まったのは、詩夢庵や奥津軽屈指の名園と言われる「静川園(せいせんえん)」で、初日は約30人が訪れた。
ボランティアガイドの案内で詩夢庵内を巡った見学者は、小川の傑作とされる「四季花木障子」や、ガラスを重ねる高度な技法で十三湖の水面を表現した「十三潟景観」を鑑賞し、鮮やかな色彩の美に感嘆の声を上げた。続いて静川園を歩いて、新緑の日本庭園の風情を楽しんだ。
初めて詩夢庵のステンドグラスを見たという東京都の藤林克英さん(58)は「他ではほぼないものなので、面白かったし、すごいと思った」と感想。宮越家現当主の寛(ゆたか)さん(65)は「(詩夢庵については)ふすま絵を専門家が今調査中で、9月には結果が発表される見込み。来た際はふすまもよく見てほしい」と話していた。
春の公開は6月30日まで(月曜日は休み)。一般公開のチケットの問い合わせは、町文化観光交流協会(電話0173-57-9030)へ。
公開が始まったのは、詩夢庵や奥津軽屈指の名園と言われる「静川園(せいせんえん)」で、初日は約30人が訪れた。
ボランティアガイドの案内で詩夢庵内を巡った見学者は、小川の傑作とされる「四季花木障子」や、ガラスを重ねる高度な技法で十三湖の水面を表現した「十三潟景観」を鑑賞し、鮮やかな色彩の美に感嘆の声を上げた。続いて静川園を歩いて、新緑の日本庭園の風情を楽しんだ。
初めて詩夢庵のステンドグラスを見たという東京都の藤林克英さん(58)は「他ではほぼないものなので、面白かったし、すごいと思った」と感想。宮越家現当主の寛(ゆたか)さん(65)は「(詩夢庵については)ふすま絵を専門家が今調査中で、9月には結果が発表される見込み。来た際はふすまもよく見てほしい」と話していた。
春の公開は6月30日まで(月曜日は休み)。一般公開のチケットの問い合わせは、町文化観光交流協会(電話0173-57-9030)へ。