青森県八戸市の八戸通船(岩見富光=よしみつ=代表取締役)が、八戸港内を巡る観光遊覧船「はやぶさⅡ」の運航を5月3日、5年ぶりに再開する。2011年の東日本大震災で待合所が津波で全壊の被害を受け、翌12年4月に再び営業開始にこぎ着けた同船。コロナ感染対策のため20年から休止していた中、岩見代表(62)は「運航再開に関する問い合わせをいただいていた。5年ぶりだが気負わず平常心で臨む」と話している。
同船は岩見代表の父・富雄さん(88)が1990年に運航を始めており、八戸港の遊覧船では最も長い歴史を持つ。観光名所・蕪島近くの鮫漁港を発着拠点に、工場地帯や八戸大橋(通称・夢の大橋)、人工島・シーガルブリッジ、第3魚市場などを約40分間で周遊する。
震災の津波で蕪島地区は、公衆トイレや道路、海水浴場の施設が壊れ、港の積み荷やがれきで埋め尽くされた。はやぶさⅡは沖合に避難して無事だったものの待合所が壊れたほか、海底にがれきが残っていたことなどから2011年は営業を休止。その後、プレハブの待合所を設置した。
コロナ禍前で最後の営業となった19年までは4~10月に曜日に関係なく運航していたが、今年は5~9月に運航する。5月の大型連休は3~6日に運航。以降は日曜限定とし、状況を見ながら要望があれば運航曜日の増加を検討する。
1日4便(午前11時から1時間刻みで出発)で定員50人。料金は中学生以上1400円、小学生以下700円。
4月16日に船底などに付着した貝類を取り除く作業を終え、その後は船体の塗装などを進めた。26日に東北運輸局青森運輸支局八戸海事事務所と八戸海上保安部の立ち入り検査を受けた。岩見代表は「行政の指示・指導に従い、安全第一に、気を引き締めて運航したい」と語る。予約・問い合わせは岩見さん(電話090-7332-9515)へ。
同船は岩見代表の父・富雄さん(88)が1990年に運航を始めており、八戸港の遊覧船では最も長い歴史を持つ。観光名所・蕪島近くの鮫漁港を発着拠点に、工場地帯や八戸大橋(通称・夢の大橋)、人工島・シーガルブリッジ、第3魚市場などを約40分間で周遊する。
震災の津波で蕪島地区は、公衆トイレや道路、海水浴場の施設が壊れ、港の積み荷やがれきで埋め尽くされた。はやぶさⅡは沖合に避難して無事だったものの待合所が壊れたほか、海底にがれきが残っていたことなどから2011年は営業を休止。その後、プレハブの待合所を設置した。
コロナ禍前で最後の営業となった19年までは4~10月に曜日に関係なく運航していたが、今年は5~9月に運航する。5月の大型連休は3~6日に運航。以降は日曜限定とし、状況を見ながら要望があれば運航曜日の増加を検討する。
1日4便(午前11時から1時間刻みで出発)で定員50人。料金は中学生以上1400円、小学生以下700円。
4月16日に船底などに付着した貝類を取り除く作業を終え、その後は船体の塗装などを進めた。26日に東北運輸局青森運輸支局八戸海事事務所と八戸海上保安部の立ち入り検査を受けた。岩見代表は「行政の指示・指導に従い、安全第一に、気を引き締めて運航したい」と語る。予約・問い合わせは岩見さん(電話090-7332-9515)へ。