笹餅文化を後世に 4月伝承教室/五所川原

安田さん(左)から教わりながら材料を混ぜる参加者たち

 青森県五所川原市の市民団体「公開講座 奥津軽」(角田周代表)は4月、市販の材料で笹餅(ささもち)を作る方法を教える「伝承教室」を開く。「笹餅名人」として知られ、現在は引退している桑田ミサオさん(97)の思いを引き継ぎ、同市金木地区の笹餅文化を次代に継承していくことが目的。今月10日、同地区でモニター勉強会を開き、3人が笹餅作りに初挑戦した。

 「笹もち工房」で開かれたモニター勉強会では、桑田さんから直接笹餅作りを教わった経験がある安田康子さん(63)=青森市=と野呂陽子さん(68)=五所川原市=が講師を務め、津軽地域の女性3人が作り方を学んだ。ボウルにもち粉や粉末状の小豆などを入れ、水を加えて混ぜて寝かせた後、蒸すなどの工程を経て、約3時間かけ約40個の笹餅を完成させた。

 参加者の一人、原子しのぶさん(60)=大鰐町=は「ミサオおばあちゃんのように本格的な作り方でなくても、市販の材料でおいしい笹餅を作れることが分かった。埼玉県に住む娘にも教えたい」と話した。

 「公開講座 奥津軽」は以前、笹餅を子どもたちに伝える催しを企画していたが、桑田さんの体調が整わず、昨年11月からは施設での暮らしを始めたため実現しなかったという。笹餅文化の伝承に意欲的だった桑田さんの思いを受け継ぎ今回、同団体が教室を開くことに決めた。

 角田代表は「あくまで笹餅文化の伝承が目的。各家庭で味の違いが出てもいい。お子さんと一緒に、家族で触れ合うツールとして作ってもらい、どんどん広めてもらいたい」と語る。

 同団体は4月7、14日(各日4人)に同工房で開く「伝承教室」への参加者を募集中。申し込み受け付けは今月15日までで、多い場合は抽選となる。参加料は千円。講師は安田さん、野呂さんが務める。

 申し込み、問い合わせは角田代表(電話080-3195-4036)へ。

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