青森県黒石市の津軽こけし館で4日、新春恒例のこけしの初挽(び)きが行われた。白装束を身にまとった津軽系工人の阿保正文さん(41)が、多くの人にこけしが愛されるように願いを込めながら、新年最初のこけしを丁寧に仕上げた。
津軽こけし工人会や髙樋憲市長、関係者らが参列して神事を行った後、2021年以来の大役を担う阿保さんが引き締まった表情で制作を開始。多くの来館者が見詰める中、イタヤカエデの木地をろくろで回しながら、かんなや紙やすりで削り、頭や胴体の形を整えていった。
続いて赤や緑、正月らしく金など5色を使って着色。かわいらしい顔や胴体にボタンの花の絵などを描き、高さ約30センチの伝統的な温湯(ぬるゆ)こけしの本人型こけしを完成させた。阿保さんは「身が引き締まる思い。少し緊張したが、気持ちが入ったこけしができた。今年1年いいこけしを作れて、忙しくなればいい」と話した。
同館では6日~3月17日、全国の工人がひな人形を模して制作した「ひなこけし」の展示即売会が開かれる。
津軽こけし工人会や髙樋憲市長、関係者らが参列して神事を行った後、2021年以来の大役を担う阿保さんが引き締まった表情で制作を開始。多くの来館者が見詰める中、イタヤカエデの木地をろくろで回しながら、かんなや紙やすりで削り、頭や胴体の形を整えていった。
続いて赤や緑、正月らしく金など5色を使って着色。かわいらしい顔や胴体にボタンの花の絵などを描き、高さ約30センチの伝統的な温湯(ぬるゆ)こけしの本人型こけしを完成させた。阿保さんは「身が引き締まる思い。少し緊張したが、気持ちが入ったこけしができた。今年1年いいこけしを作れて、忙しくなればいい」と話した。
同館では6日~3月17日、全国の工人がひな人形を模して制作した「ひなこけし」の展示即売会が開かれる。