ようこそ からくりの世界 作家・高橋さんらが展示会/八戸市美術館

木のボールを転がして穴に入れるゲームを楽しむ子ども

 青森県八戸市の「木のからくり作家」高橋みのるさんらによる創作パズルとゲームの展示会「あそらぼ!」が、市美術館で開かれている。木材や段ボール、紙コップといった身近な素材で制作したからくり作品やパズル、ボードゲームなど新作10点を含む約80点が、来場者の目を楽しませている。1月14日まで。

 メインの作品は、高橋さんといずれも同市の映像作家のマーティー松橋さん、工作工房店長の鈴木篤史さんが共同制作した「スタードラゴン」。段ボール製で全長6メートル、高さ2.2メートル。スイッチを押すと、ドラゴンが飛んでいるように動いたり、鳴き声を上げる仕掛けが作動したりする。ドラゴンの後ろではプロジェクションマッピングの映像が流れ、ファンタジーな世界を演出している。

 このほか、木で作った駒をはじき、的の中心に近づけて得点を競う「カーリンガー」や紙コップを使ったボーリングゲームの前には、熱中する親子の姿が多く見られた。

 高橋さんは「普通は使わない素材で作ったおもちゃが並んでいる。いい機会なので、思いっきり遊んでもらえれば」と話した。

 展示会は入場無料、時間は午前10時~午後6時。29日~元日は休館。

駒をはじいて得点を競う「カーリンガー」

メイン作品の「スタードラゴン」。スイッチを押すと動いたり、鳴き声が上がる

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