人気博し豪華版追加 小牧野遺跡「遮光器土偶ニット帽」抽選販売

抽選販売受け付け中の「遮光器土偶ニット帽」。上と右下が「デラックス」のシャンパン色とバイオレットフィズ色、左下は通常版の新色アッシュブラウン

 小牧野遺跡(青森市)のオリジナル商品として全国的に人気の「遮光器土偶ニット帽」の抽選販売が始まった。今年は従来型全6色11種類に加え、素材やデザインにこだわった「デラックス」全2色が新登場。いずれもはがきによる抽選で、申し込み締め切りは11日(当日消印有効)。

 ニット帽は小牧野遺跡保存活用協議会(竹中富之代表理事)が開発。手編みで土偶の頭の部分が立体的に表現され、2020年1月の販売開始以来、インターネットを中心に話題を集めている。昨年の抽選販売では限定65点に対し、全国2千通の応募があったという。

 好評を受けて「より良く、喜んでもらえるニット帽を作ろうと思った」と竹中さん。協議会メンバーでアイデアを出し合い、ベビーアルパカとウールの混紡糸を使った「高級路線」のデラックスを生み出した。前面のうずまき模様部分はラメ糸を編み込み、土器に見られる石英のきらめきを表現。各色5点ずつで、シリアルナンバー入りのオリジナルタグが付く。

 価格は従来型が大人用税込み9900円、デラックスは同2万2千円。従来型は子ども用や親子セットも含めて11種類65点を用意した。抽選申し込み方法は同遺跡ホームページに掲載している。問い合わせは同協議会(電話017-757-8665)へ。

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