青森県弘前市出身の現代美術家奈良美智さん(63)が12日、青森市の県立美術館で東奥日報のインタビューに応じた。奈良さんは世界的アーティストとして活躍する現在の自分に対し「なりたくてなったわけではないが、なりたくなかったわけでもない」と複雑な心境をのぞかせながらも、「感性のほとんどは弘前で培われた」と故郷への思いを表現。14日から同美術館で始まる個展「奈良美智: The Beginning Place(ザ ビギニング プレイス) ここから」については「ここでしかできない展示。こういうところで育ったからこういう絵を描くんだと感じてもらえれば」と語り、地元での単独開催にこだわりを見せた。
同美術館での個展は、2012年10月~13年1月に開かれた全国巡回展「君や僕に ちょっと似ている」以来約10年ぶりで、単独開催は初めて。奈良さんは展示作業で数日前から青森県に滞在しており、12日までに作業が一段落した。
個展は、弘前での青春時代から世界的アーティストとして活躍する現在まで、40年以上にわたる創作の軌跡をたどる。故郷の風景がにじみ出る展示となっており、奈良さんは「今までにないぐらいリラックスして準備ができた」と述べた。
応援してくれる故郷の同級生らへの感謝も意識するようになったといい、「作品で空間を構成することで普遍的なものが静かににじみ出ている。自分と同じぐらいの年の人は、似たような気持ちになってもらえるはず」と自信を見せた。
同展は来年2月25日まで、東奥日報社などでつくる実行委員会が主催。期間中は奈良さんのオープニング・トーク(申し込み終了)や、ミュージシャンのナカコーさん(十和田市出身)らのロックユニット「MUGAMICHILL(ムガミチル)」と奈良さんのDJによるライブなどが開かれる。
同美術館での個展は、2012年10月~13年1月に開かれた全国巡回展「君や僕に ちょっと似ている」以来約10年ぶりで、単独開催は初めて。奈良さんは展示作業で数日前から青森県に滞在しており、12日までに作業が一段落した。
個展は、弘前での青春時代から世界的アーティストとして活躍する現在まで、40年以上にわたる創作の軌跡をたどる。故郷の風景がにじみ出る展示となっており、奈良さんは「今までにないぐらいリラックスして準備ができた」と述べた。
応援してくれる故郷の同級生らへの感謝も意識するようになったといい、「作品で空間を構成することで普遍的なものが静かににじみ出ている。自分と同じぐらいの年の人は、似たような気持ちになってもらえるはず」と自信を見せた。
同展は来年2月25日まで、東奥日報社などでつくる実行委員会が主催。期間中は奈良さんのオープニング・トーク(申し込み終了)や、ミュージシャンのナカコーさん(十和田市出身)らのロックユニット「MUGAMICHILL(ムガミチル)」と奈良さんのDJによるライブなどが開かれる。