太宰の足跡見学、共通入館券でお得に/五所川原

期間限定で発売中の共通入館券

 小説家・太宰治の生家として知られる青森県五所川原市金木町の「斜陽館」と、太宰一家が疎開中に暮らした「太宰治疎開の家」は生誕110年に合わせ、共通入館券を23日まで発売している。大人1人が通常に比べ200円安く両館を見学できる。

 斜陽館は太宰の父・津島源右衛門が建築した旧津島家の邸宅。国重要文化財に指定されている。疎開の家は、太宰の兄で県知事などを務めた文治夫妻の新居として建てられた離れ。戦時中、疎開した太宰はここで過ごし戯曲「冬の花火」などを執筆した。

 同市金木町では、19日の生誕110年祭を挟んでイベントが多数開かれることから、多くの人に両館を楽しんでもらおうと、大人千円(500円×2)のところを800円にした。

 斜陽館スタッフの毛内秀登さんは「これを機会に両館を見学し太宰の足跡に触れていただきたい」と話す。共通券は両館のほか、津軽三味線会館でも販売している。

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