青森県むつ市の夏の夜を盛り上げる「大湊ネブタ」に向け、参加団体の制作が佳境を迎えている。祭りは昨年、3年ぶりに復活。今年は8月4日に自由運行と出陣式、5、6日には合同運行を行う。昨年より1団体増えた10団体のネブタが、大湊地区を練り歩く。
新型コロナウイルス禍の影響で、2020~22年は参加を見送ってきた宇田町町内会。4年ぶりに運行する今年は中国の漢時代の武将・韓信が川を背に、敵軍の武将・陳余を迎え撃つ場面を描いた「背水の陣 韓信」を題材に選んだ。制作代表者の松本裕之さん(61)は26日、同町内会会館で、ネブタの面に一筆ずつ色を塗り迫力ある表情に仕上げていった。
大湊ネブタは町内会・団体単位で制作・運行する。ただ、宇田町町内会は少子高齢化の影響で携わる人数が減っている。松本さんは今後のネブタ制作が見通せない不安を「背水の陣」に重ねる一方、「今こそ地区のみんなで頑張っていく」との思いを込めて制作に励んでいる。
同町内会では3月末から制作を開始。組み立ての一部や紙張りは、地区の子どもや住民も協力して行ってきた。飛内導明(みちあき)副会長(67)は「子どもたちが制作に関わり、地区の伝統に触れてほしい」と話す。
今年は宇田町町内会のほか桜木町町内会も4年ぶりに復帰し、1団体は参加を取りやめた。
大湊ネブタは今年で運行138周年を迎える。合同運行初日の5日は午後6時27分、大湊上町兵主神社前を出発し、JR大湊駅付近に同7時47分に着く予定。翌6日は同6時50分、JRバス大湊支所前から運行し同駅付近には同8時12分ごろ到着する。
新型コロナウイルス禍の影響で、2020~22年は参加を見送ってきた宇田町町内会。4年ぶりに運行する今年は中国の漢時代の武将・韓信が川を背に、敵軍の武将・陳余を迎え撃つ場面を描いた「背水の陣 韓信」を題材に選んだ。制作代表者の松本裕之さん(61)は26日、同町内会会館で、ネブタの面に一筆ずつ色を塗り迫力ある表情に仕上げていった。
大湊ネブタは町内会・団体単位で制作・運行する。ただ、宇田町町内会は少子高齢化の影響で携わる人数が減っている。松本さんは今後のネブタ制作が見通せない不安を「背水の陣」に重ねる一方、「今こそ地区のみんなで頑張っていく」との思いを込めて制作に励んでいる。
同町内会では3月末から制作を開始。組み立ての一部や紙張りは、地区の子どもや住民も協力して行ってきた。飛内導明(みちあき)副会長(67)は「子どもたちが制作に関わり、地区の伝統に触れてほしい」と話す。
今年は宇田町町内会のほか桜木町町内会も4年ぶりに復帰し、1団体は参加を取りやめた。
大湊ネブタは今年で運行138周年を迎える。合同運行初日の5日は午後6時27分、大湊上町兵主神社前を出発し、JR大湊駅付近に同7時47分に着く予定。翌6日は同6時50分、JRバス大湊支所前から運行し同駅付近には同8時12分ごろ到着する。