昭和の鉄道・バス、振り返る 南郷資料館で特別展/八戸

列車のヘッドマークや行き先板が展示されている特別展

 八戸市南郷歴史民俗資料館は、市民生活を支え、産業の発展に貢献した鉄道とバスの歴史を資料や写真で紹介する特別展「八戸昭和の鉄道・バス」を開催している。9月3日まで。

 八戸市では1891年に上野-青森間の鉄路が全線開通し、尻内駅(現八戸駅)が開業。バスは1912年に八戸-鮫間で乗合自動車の運行、32年に八戸市営バス事業が始まった。

 特別展では、これら歴史がある鉄道・バスの昭和の時代を中心に、鉄道友の会青森支部の協力も得て、当時の列車のヘッドマークや行き先板(サボ)、記念切符、国鉄職員の制服など資料約50点を展示している。

 また、写真は36年撮影の八戸線八戸駅(現本八戸駅)の駅舎、61年に八戸市八日町で撮影された七夕飾りの下を走行する市営バスなど約25点が並ぶ。

 下村恒彦館長は「鉄道、バスは歴史がある。特別展を機に地元の交通機関に注目してもらえれば」とPRしている。

 入館料は一般200円、高校・大学生100円。関連行事として22日午後2時から、島守コミュニティセンターで五戸町教育課の村本恵一郎課長補佐が「南部鉄道について」と題し講演する。参加無料だが申し込みが必要。

 問い合わせは同資料館(電話0178-83-2443)へ。

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