発掘現場公開始まる/三内丸山遺跡

本年度の一般公開が始まった三内丸山遺跡の発掘調査現場。観光客らが発掘作業の様子を見学した=3日、青森市

 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中核である三内丸山遺跡(青森市)で3日、本年度発掘調査(第48次調査)の一般公開が始まった。初日の現場ガイドには観光客ら約30人が参加。三内丸山遺跡センターの職員が縄文時代の遺構を案内し、「この周辺では過去に竪穴建物跡や貯蔵穴、お墓が見つかった。集落が東側にどのように広がるのかを確かめる」と調査目的を説明した。

 本年度は「南の谷」南東約1万2580平方メートルを6月1日から10月31日までの予定で作業する。このエリアは過去にサッカー場建設予定があった。本年度は新たに縄文時代の貯蔵穴(フラスコ状土坑)とみられる遺構が見つかっている。

 また、昨年度見つかった墓とみられる長楕円(だえん)形の黒土部分を掘り下げて詳細を調べる。楕円形部分は二つ連なる形で発見されており、さらに東側に続くかどうかも確認する。

 ガイドを担当した同センター保存活用課の加藤渉・文化財保護主査は「今私たちが調査して出した結果は、科学技術が進歩した将来に検証されることも考えられる。未来の調査担当者のために全部を掘らず、保存しながら(遺構を)残している」と解説した。

 兵庫県から観光で訪れた会社員藤原直子さん(49)は「地元の人が発掘作業をし、専門家が詳細を調べる体制がすごいと思った。遺構は一部だけ掘り、後世の研究者に残しておくという話が印象に残った」と話した。

 一般公開は雨天時や土日祝日、休館日を除く9月15日まで。午前9時~正午、午後1時~4時半。公開日の午前11時から15分程度、調査担当者が現場を案内する。


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