サクランボ観光農園 17日オープン/八戸市南郷

17日のオープンを前に、サクランボの品質を確かめる小林さん

 青森県八戸市南郷地区のサクランボ観光農園4園地で、今季の営業が17日から始まる。開園を前に16日、市南郷観光農業振興会が同市南郷大森中小花の小林観光農園で目ぞろえ会を行い、関係者らが形や色、熟し具合などを確認した。

 同振興会によると、今年の開花は、平年比で1週間早かった昨年よりさらに1週間早かったが、低温や強風などもあり着色は昨年とほぼ同時期となったという。一二三(ひふみ)勝会長(57)は「生育状況は園地や園内の場所、樹木によるばらつきがあるが、全体ではおおむね平年並みの出来」と語った。

 小林観光農園の50アールの園地では、佐藤錦が赤く熟した実をつけており、紅秀峰も今後、食べごろを迎えるという。園主・小林正明さん(75)は「低温で心配したが平年並みに仕上げることができた。良い実を選んで味わってほしい」と話した。

 観光農園の入園料(利用時間40分)は中学生以上1300円、小学生700円、幼児400円。時間は午前9時~午後4時で予約制。問い合わせは同振興会事務局のグリーンプラザなんごう(電話0178-82-2902)へ。

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