4年ぶり「しちのへひなまつり」

旧山勇商店でひな人形やつるし飾りを飾る会員たち

 青森県七戸町などの古いひな人形や手作りのつるし飾りなどを展示する「しちのへひなまつり」(七戸ひなまつりの会主催)が28~30日、町中央商店街で開かれる。主会場の旧山勇商店では27日、会員たちが飾り付け作業を行った。

 まつりは町内の商店や明治時代の建物である旧山勇商店を活用してひな人形などを飾り、見学に訪れた人に商店街を歩いてもらうことで地域活性化を図ろうと、旧暦の3月3日に合わせて4月に行っている。新型コロナウイルス感染防止のために中止が続いており、4年ぶりの開催となる。

 会場は商店や七戸神明宮など計14カ所。ひな人形は江戸時代に作られたものや大正、昭和のものなどが並ぶ。古い着物などを使った手作りのつるし飾りのほか、古道具や町内の個人、団体が製作している手芸品なども展示する。旧山勇商店で実施していたつるし飾りの製作体験は行わない。

 27日は会員たちがひな人形やつるし飾りの位置を確認するなど準備作業を行った。同会の五十嵐みよさん(67)は「4年ぶりの開催で少し不安もあるが張り切って準備した。皆さんのお越しをお待ちしています」と話した。各会場の見学は無料。開場時間は午前10時から午後3時まで。

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