チョークアートでエール

新生活を迎える人を応援しようと、チョークアートを描いた齋藤さん(左)と尾﨑駅長

 青森県今別町の奥津軽いまべつ駅(尾﨑辰駅長)は、チョークを使ってミニ黒板に絵や文字を描いた「チョークアート」を同駅の連絡通路に展示し、春から新生活を始める人たちにエールを送っている。

 チョークアートによる応援メッセージの展示は同駅では初の試み。動画投稿サイト「ユーチューブ」で黒板に卒業を祝うイラストの動画を見たことをきっかけに、新生活に向けて駅を利用する人を応援しようと、同駅営業係の齋藤翔太さん(28)が発案した。

 ミニ黒板には新幹線や同駅、町の鳥カモメ、桜などの絵を齋藤さんが描き、渡り鳥のカモメのように、また町に戻ってきてほしい-との願いを込めて尾﨑駅長が作った「新天地 空へはばたく 春かもめ」の俳句を添えた。

 設置後、足を止めてチョークアートを見る駅利用者もいるという。齋藤さんは「チョークで絵を描くのは初めてで難しかった」と苦戦したようだが、「ゴールデンウイークやこどもの日などにも展示したい」と話した。チョークアートの展示は4月初旬ごろまで。

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