ボックス「美術館」 ワ・ラッセ広場で19日まで

三角屋根のボックスミュージアムの前に立ち、作品の一部を手にする斉藤さん(左)と稲葉朱音さん(2年)

 青森中央学院大学の学生が16日、青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」西の広場に、「ボックスミュージアム」を期間限定で開設した。白い小屋の中に学生自身の手によるアート作品を展示。人々の新たな交流が生まれる機会となることを期待している。19日まで。

 ボックス型の“美術館”をつくったのは、経営法学部4年の斉藤礼華さん(22)=同市=を中心とする「プレイスメイキングプロジェクト実行委員会」のメンバー。実行委は同市の「あおもりフィールドスタディ支援事業」の助成を受け、今回初めて公共空間への作品展示を行った。

 広場には、プラスチック段ボールやベニヤ板で造った三角屋根のボックス(高さ2.7メートル、幅1.8メートル、奥行き1.8メートル)が3棟並び、紙や布を使った斉藤さんの作品が内部に飾られている。制作に際してはフクシアンドフクシ建築事務所(同市)の助言も受けた。

 それぞれのボックスには「ふわふわした世界で、明るく楽しい気持ちになってもらう」「潜在意識の中にあった自らの夢を顕在化させる」といったテーマがあり、斉藤さんは「作品に接することで、訪れた人が本心からやりたかったことに気づき、実行に向かうきっかけになってくれれば」と話している。開設時間は各日とも午前8時~午後8時で、ライトアップも行う。

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