青森県八戸市中心商店街に2月上旬、観光地や食文化、自然といった八戸の魅力を紹介するポスターがお目見えした。市立第二中学校1、3年の有志11人が昨夏から、学区でもある中心商店街を歩いたり関係者に話を聞いたりして、地域と協働で制作した。昨秋には関連行事として、「まち部」という部活動の存在を想定したシンポジウムが行われるなど、「二中発」の取り組みが中心商店街に新たな風を吹き込んでいる。
部活動を地域団体や民間に委ねる「地域移行」が進む中、地域に根差した部活動「まち部」があればどんな活動をするか-。そんなテーマで、同校父母と教師の会(PTA、奥谷史人会長)が企画。市の奨励金を活用して実施した。
昨年10月、マチニワで行われたシンポジウムでは市民ら約100人を前に、生徒が作成中のポスターについて説明。PTAは、全校生徒250人に実施した八戸や中心街についてのアンケートの結果を公表した。
パネリストを務めた、当時の生徒会長で3年の下道冬雅さんは「『中心街祭』のようなイベントをつくりたい。地域の皆さんと一緒に活動、個性あふれる素晴らしい中心街にしたい」と話した。リベラルアーツ教育に取り組む武内隆明さんは、街の魅力を再発見する手段として「『八戸の好きなもの』をテーマに写真コンテストを開いては」と提案。写真家・浅田政志さんは「中学生ならではの視点を表現したり大人に伝え、地域に化学反応を起こして」と生徒に呼びかけた。
ポスターは生徒が部活休みの水曜日に制作し、ラミネート加工した7枚。今月3日、PTAや商店街のメンバーがポスターボードに設置した。ポスターのレプリカは24日まで、青森銀行八戸支店で展示している。商店街振興組合三日町三栄会の類家徳久理事長は「街と一体感があり、一生懸命に考えて制作したことが伝わってくる」、十三日町商店街振興組合の橋本忠朗専務理事は「街が明るくなった。多くの方に見てほしい」と語った。
八戸二中の高橋英臣教頭は「生徒は地域の大人と一緒に、自分たちの住む八戸の未来について考える機会を得た。大きなプラスになったと思う」と振り返る。PTA顧問の小瀬川喜井さんは「学校・生徒と地域が目標を共有、協働で取り組んだ意義は大きい。生徒の八戸への愛着が高まり、まちづくりにつながれば」と強調。「地域と連携し、実際に『まち部』としての活動が始まるとうれしい」と話している。
部活動を地域団体や民間に委ねる「地域移行」が進む中、地域に根差した部活動「まち部」があればどんな活動をするか-。そんなテーマで、同校父母と教師の会(PTA、奥谷史人会長)が企画。市の奨励金を活用して実施した。
昨年10月、マチニワで行われたシンポジウムでは市民ら約100人を前に、生徒が作成中のポスターについて説明。PTAは、全校生徒250人に実施した八戸や中心街についてのアンケートの結果を公表した。
パネリストを務めた、当時の生徒会長で3年の下道冬雅さんは「『中心街祭』のようなイベントをつくりたい。地域の皆さんと一緒に活動、個性あふれる素晴らしい中心街にしたい」と話した。リベラルアーツ教育に取り組む武内隆明さんは、街の魅力を再発見する手段として「『八戸の好きなもの』をテーマに写真コンテストを開いては」と提案。写真家・浅田政志さんは「中学生ならではの視点を表現したり大人に伝え、地域に化学反応を起こして」と生徒に呼びかけた。
ポスターは生徒が部活休みの水曜日に制作し、ラミネート加工した7枚。今月3日、PTAや商店街のメンバーがポスターボードに設置した。ポスターのレプリカは24日まで、青森銀行八戸支店で展示している。商店街振興組合三日町三栄会の類家徳久理事長は「街と一体感があり、一生懸命に考えて制作したことが伝わってくる」、十三日町商店街振興組合の橋本忠朗専務理事は「街が明るくなった。多くの方に見てほしい」と語った。
八戸二中の高橋英臣教頭は「生徒は地域の大人と一緒に、自分たちの住む八戸の未来について考える機会を得た。大きなプラスになったと思う」と振り返る。PTA顧問の小瀬川喜井さんは「学校・生徒と地域が目標を共有、協働で取り組んだ意義は大きい。生徒の八戸への愛着が高まり、まちづくりにつながれば」と強調。「地域と連携し、実際に『まち部』としての活動が始まるとうれしい」と話している。