博物館と是川縄文館、小中学生無料に/八戸市

 八戸市教育委員会は24日、市博物館と市埋蔵文化財センター是川縄文館について、小中学生の入館料(個人50円、20人以上の団体の場合は1人30円)を、4月から無料とする方針を明らかにした。2021年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である是川石器時代遺跡と関連資産・長七谷地貝塚の価値や魅力を、次代を担う小中学生に知ってもらう狙い。

 24日の市教育委員会定例会で関連議案が可決された。市教委が熊谷雄一市長に申し入れ、市は関連する条例改正案を3月定例市議会に上程する予定。

 現在、市内在住の小中学生は減免措置で無料となっているが、4月から市外在住者も無料とし、修学旅行の受け入れを増やすなど、市外からの入館者の増加につなげる。市博物館の分館である南郷歴史民俗資料館、野外学習の場である根城本丸の入館料も、同様に無料とする。

 伊藤博章教育長は「地域を知る上で、特に小中学生に一度は足を運んでほしいのが博物館と是川縄文館。無料化は、保護者と一緒に来ていただく上でも、大きなインパクトになると思う」と話している。

 21年度の小中学生の入館者数は、博物館(南郷歴史民俗資料館と根城本丸含む)が3026人(市内2239人、市外787人)、是川縄文館は3075人(市内1908人、市外1167人)だった。

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