グルメ、歴史、観光… 魅力ぎゅっと「八戸本」

グルメや歴史など八戸圏域の魅力が詰まった「八戸本」

 八戸圏域に住んでいる人や生まれ育った人をターゲットに、地域の魅力を再発見してもらうガイドブック「八戸本」が今月出版された。出版社「EDITORS」(東京)が制作する「街ラブ本シリーズ」で、青森県八戸市出身の編集者が携わった。八戸圏域の観光地域づくり推進法人(DMO)「VISITはちのへ」が全面協力し、見どころ満載の内容となっている。

 街ラブ本シリーズとしては88冊目で、東北では「盛岡本」「福島本」に続いて3冊目。青森県初の本となる。

 八戸本は128ページ。地元が生んだ俳優・タレント十日市秀悦さんが「八戸愛」を語っているほか、歴史や建築、グルメ、朝市、朝銭湯、八戸を盛り上げるキーパーソンなどを取り上げ、圏域の魅力が一冊にぎゅっと詰まっている。

 制作に関わった一人が、八戸市出身でEDITORSメディア事業部の編集者・大津愛(めぐみ)さん(27)。自身も八戸を離れてからその魅力に気づくことも多いといい、「地元の人たちに読んでもらい、外の人たちに八戸の素晴らしさを自慢してもらえれば」と語る。

 VISITはちのへは取材先や人材の紹介などで協力した。企画広報課の木下里美さんは「地元の方以外でも楽しめる本になっている。VISITはちのへとしても商談会などで観光PRに活用していきたい」と話した。

 八戸本は1冊1100円(税込み)。発売元は二見書房(東京)。県内の主要書店などで取り扱っている。

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