臓器移植に理解広がれ/アスパムライトアップ

臓器移植のシンボルカラー・緑色に光るアスパム=11日午後6時5分ごろ、青森市

 10月の臓器移植普及推進月間に合わせ、県は11日から、青森市の県観光物産館アスパムを臓器移植のシンボルカラー・緑色に点灯する取り組みを始めた。1997年の臓器移植法施行から25年を迎える16日までの6日間にわたって点灯を行い、移植医療に対する理解促進を図る。

 10月16日のグリーンリボンデーを中心に、全国各地のランドマークを緑色に照らす企画の一環。日本臓器移植ネットワークは、ライトアップの様子の交流サイト(SNS)投稿を呼びかけ。キャンペーンを通じ移植医療について話しやすい環境づくりや、臓器提供の意思の有無を多くの人が示すようになることを目指している。

 アスパムでの点灯式で、県臓器移植コーディネーターの岩崎雅子さんが「コロナ下での臓器移植件数は以前と比べて減った半面、移植を待つ患者の数は変わらない。グリーンの光を見て、家族と一緒に命について考える、話し合う期間になれば」とライトアップの意義を語った。

 県医療薬務課によると、県内ではこれまでに脳死下で9件、心停止後で6件の臓器提供が行われている。

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