アール・ヌーヴォーの華 ミュシャ展9日開幕


 アール・ヌーボーを代表するチェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)の作品を集めた「アルフォンス・ミュシャ展~アール・ヌーヴォーの華、スラヴの魂」(東奥日報社・東奥日報文化財団主催)が、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで9日から始まる。8日には開幕式と内覧会が行われ、きらびやかな女性像や、自国への思いを色濃く反映した作品に関係者が見入っていた。

 開幕式で東奥日報社の塩越隆雄代表取締役が「一度は見たことがある作品に出合えるはず。魅力的なミュシャ作品を楽しんで」とあいさつ。内覧会では、展示作品の中核を成す「OGATAコレクション」所蔵者の尾形寿行さん(72)=静岡市=が、関係者と会場を巡り、各作品の見どころや秘話を解説していた。

 同展はポスター作品や装飾パネル、デザイン集、雑誌、デザインを手がけた商品パッケージなど約500点を展示し幅広く活躍したミュシャの軌跡をたどる。

 会期は8月28日まで。開館は午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。観覧料は一般・大学生1400円、高校・中学生千円、小学生以下無料。

ミュシャ展内覧会で尾形さん(右)の説明を受ける関係者ら=8日、青森市の東奥日報新町ビル

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