7月1日開館の黒石市立図書館 関係者が内覧

中央の通路に沿って書架を配し、本に出会う「みち」をイメージした館内

 黒石市立図書館が7月1日開館する。館内は歩きながら本に出会う「みち」をイメージ。29日は地域の高校生や関係者の内覧会を行った。

 同図書館は2階建て、延べ床面積約1270平方メートル、工事費は約7億5千万円。外観は黒石の伝統的なアーケード状の通路「こみせ」のデザインを取り入れている。収容能力は10万冊。

 1階の閲覧スペースは、中央の通路に沿って書架が並ぶ。市民活動室やキッズスペース、軽食や飲み物を持ち込める交流スペースなども備える。

 2階には学習室(19席)、吹き抜けで館内が見渡せる学習スペース(16席)、外に出てリフレッシュできる読書テラスなどを配置する。

 県内10市でこれまで唯一図書館がなかった黒石市。図書館完成とともに解散した「黒石図書館づくり市民の会」の須藤重昭元会長は「感謝でいっぱい。一人でも多くの市民に活用されることを願いたい」と話していた。

郷土資料コーナーには黒石らしくこけしも展示

照明に照らされ、闇夜に浮かび上がる黒石市立図書館。日中とは異なる雰囲気に

19席ある学習室。仕切りがついており、集中して読書や勉強ができる

読書や学習の合間に外に出て気分転換できる読書テラス

照明に照らし出された本に囲まれながら歩く通路には腰かけも

読み聞かせなどに利用できる市民活動室

軽食や飲み物を持ち込むことができる交流スペース

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