昼いか風味の醤油いかが/三沢商生徒キット製作

醤油キットを売り出した三沢商業高校の生徒たち=11日午後、三沢市漁協直売所

 三沢漁港に水揚げされるスルメイカ「三沢昼いか」の知名度を上げようと、三沢商業高校(三浦真校長)の生徒が、三沢昼いかのだしを利かせた醤油(しょうゆ)を自作できるキットを製作した。11日、三沢市漁協直売所で販売に臨み、三沢ブランドのPRに一役買った。

 醤油キットは、瓶の中に干しスルメイカとコンブが入っている。醤油を入れて2時間ほど寝かすとうま味が増し、絶妙の風味が味わえる。この特製醤油で、刺し身を食べるのがお薦めという。

 水産物を使った製品の開発・販売に取り組む同校漁協部会が、課題研究授業の一環として行った。1年半前には、三沢昼いかを材料にしたピザパンを市内で店頭販売して大好評。地域団体商標に登録され、お墨付きを得た昼いかをさらに広めようと、三沢市漁協や県産業技術センター、八戸市の食品加工業者の協力を受けて製作にこぎ着けた。

 この日は部会のメンバー5人が三沢市漁協直売所に集合。生きのいい海産物を買い求めに来た人に購入を勧め、昼いかを熱くアピールした。部会のリーダーである種市瑠美奈さん(3年)は「自分たちの製作への強い思いがこうして形になりうれしい。昼いかをより身近に感じてもらうきっかけになれば」と話した。

 醤油キットと醤油のセットは税込みで700円。市漁協直売所で購入できるという。

販売された醤油キットのセット。干しスルメイカの入った左の瓶に、醤油を入れて寝かせて出来上がり

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