拝殿正面で参拝者を迎えるのは、大正浪漫(ろまん)をイメージした一対の大型ステンドグラス-。灯籠などにステンドグラスを積極的に取り入れている三戸町の三戸大神宮が6日までに、新たな作品を設置した。手がけたのは青森市のステンドグラス作家高橋優子さんで、制作期間3カ月超えの大作。禰宜(ねぎ)の山崎貴行さん(53)は「和モダンな素晴らしい作品。多くの参拝者に見ていただきたい」と話す。
作品は高さ1750ミリ、幅532ミリで左右一対、非対称。日本伝統の組子細工を組み合わせている。山崎さんから依頼を受け、作品作りに取りかかった高橋さんは、光の入り具合で思いがけない色味が表れるガラス素材の組み合わせを入念に考え、ケイム(鉛線)技法を用い制作した。
デザインを全面的に任された高橋さんは、天照皇大神を祭神とする同大神宮を思い浮かべ「構想が降りてきた」(高橋さん)こともあってデザインは3日と思いのほか早く決まったが、形にする上で約3カ月を要した。天照皇大神を象徴する光の輪と、サカキの葉、唐草、大正浪漫の和服柄、絵馬、やりなどをデザインし「風薫る大正浪漫 古(いにしえ)漂う雅 華やぐ宵の宮」と作品のイメージを表現し「神樂(うたげ)」と名付けた。
5月末、2日がかりで設置したステンドグラスは、思いのほか拝殿の雰囲気に合い、山崎さんは「重厚感が増し、自分のイメージを超える作品に仕上がった」と出来栄えに納得。高橋さんは「一つの物語が完成し、感無量。外からの光、拝殿の中からの光をどのように映すのか両側から見ていただきたい」と話した。同大神宮では、夕闇の中のステンドグラスも見ていただきたいと、公開時間を延ばすことも検討する。
作品は高さ1750ミリ、幅532ミリで左右一対、非対称。日本伝統の組子細工を組み合わせている。山崎さんから依頼を受け、作品作りに取りかかった高橋さんは、光の入り具合で思いがけない色味が表れるガラス素材の組み合わせを入念に考え、ケイム(鉛線)技法を用い制作した。
デザインを全面的に任された高橋さんは、天照皇大神を祭神とする同大神宮を思い浮かべ「構想が降りてきた」(高橋さん)こともあってデザインは3日と思いのほか早く決まったが、形にする上で約3カ月を要した。天照皇大神を象徴する光の輪と、サカキの葉、唐草、大正浪漫の和服柄、絵馬、やりなどをデザインし「風薫る大正浪漫 古(いにしえ)漂う雅 華やぐ宵の宮」と作品のイメージを表現し「神樂(うたげ)」と名付けた。
5月末、2日がかりで設置したステンドグラスは、思いのほか拝殿の雰囲気に合い、山崎さんは「重厚感が増し、自分のイメージを超える作品に仕上がった」と出来栄えに納得。高橋さんは「一つの物語が完成し、感無量。外からの光、拝殿の中からの光をどのように映すのか両側から見ていただきたい」と話した。同大神宮では、夕闇の中のステンドグラスも見ていただきたいと、公開時間を延ばすことも検討する。