「11ぴきのねこのまちづくり」を推進している青森県三戸町は、電動アシスト付きレンタサイクル事業を始めた。11月末まで、町外から訪れた観光客に無料で貸し出し、町内11カ所のねこの石像巡りなどに利用してもらう。

　石像設置は2013年度からスタート。アップルドーム前を皮切りに、関根ふれあい公園、町役場前、三戸小・中学校駐車場、道の駅さんのへ、三戸中央病院敷地内、町立図書館玄関前、町役場前バス停待合所などに設置してきた。

　石像の写真撮影などに町外から多くの観光客が訪れているが、11カ所全てを回ると約9キロの距離となり、自転車の貸し出しを求める声が寄せられていた。

　町は本年度、電動アシスト付き自転車3台とヘルメットを購入。アップルドームを発着点にレンタサイクル事業をスタートした。貸出時間は午前9時から午後6時まで、時間制限なく利用できる。

　町まちづくり推進課の担当者は「さまざまな場所を自転車でゆっくりと回って、町内に長時間滞在してほしい」と話す。町では本年度の利用状況を見極め、来年度の自転車増台も検討するという。

　レンタサイクルの空き状況確認や予約はアップルドーム（電話0179-20-1500）、利用についての問い合わせは町まちづくり推進課（同0179-20-1117）へ。