青森県鶴田町の自覚院正明寺の片山徳祟住職(41)が、花や野鳥の写真のラミネートカードを手作りし、富士見湖パーク内の白衣(びゃくえ)観音堂に無料で置いている。平和への願いやユニークなメッセージが添えられており「見た人の心を少しでも豊かにし、世の中の安穏につながれば」と話す。
片山さんは2020年春から、コロナ禍で増えた自由時間を利用し、「過去の人の声を聞き未来に生かそう」と地元の石碑などをスマートフォンで撮り始めた。
21年から花を撮り始め、今年3月に知人の勧めで一眼レフカメラを手にしてからは、野鳥も撮るようになった。
一日中野鳥を追いかけ、気づいたことがあった。「餌を見つけた鳥は、仲間に在りかを教えて分け合う。人間だけが自分のもうけのためにうそをつき、戦争をする。鳥から生き方を学んだ」
写真に添える五七調のメッセージは、ロシア軍によるウクライナ侵攻やオリンピックなど時勢を反映させ、中には「氷上で男侍(はべ)らす美魔女カモ」など、くすりと笑えるものも。「人間の不条理は言葉から生まれる。言葉を幸せのために使おうよ、というメッセージがカードには込められている」と話す。
コロナ禍も、考え方次第では悪くないと話す片山さん。「人生、やっぱり楽しみがないと。次は人物を撮っていきたい」と話している。
片山さんは2020年春から、コロナ禍で増えた自由時間を利用し、「過去の人の声を聞き未来に生かそう」と地元の石碑などをスマートフォンで撮り始めた。
21年から花を撮り始め、今年3月に知人の勧めで一眼レフカメラを手にしてからは、野鳥も撮るようになった。
一日中野鳥を追いかけ、気づいたことがあった。「餌を見つけた鳥は、仲間に在りかを教えて分け合う。人間だけが自分のもうけのためにうそをつき、戦争をする。鳥から生き方を学んだ」
写真に添える五七調のメッセージは、ロシア軍によるウクライナ侵攻やオリンピックなど時勢を反映させ、中には「氷上で男侍(はべ)らす美魔女カモ」など、くすりと笑えるものも。「人間の不条理は言葉から生まれる。言葉を幸せのために使おうよ、というメッセージがカードには込められている」と話す。
コロナ禍も、考え方次第では悪くないと話す片山さん。「人生、やっぱり楽しみがないと。次は人物を撮っていきたい」と話している。