藩政期の技と美、南部氏庭園・春の公開/八戸

手入れされた緑が広がる庭園

 江戸時代末期に造成された日本庭園「南部氏庭園」(青森県八戸市売市4丁目)の春の一般公開が27日、始まった。園内ではツツジが見ごろを迎えており、馬淵川を借景とした藩政時代の庭園芸術を楽しめる。30日まで。

 庭園は、薩摩藩の島津家から信順(のぶゆき)公が第9代八戸藩主として迎えられたのを機に、1847(弘化4)年に造られた。敷地面積は約5500平方メートル。マツやツツジ、サツキなどが植えられ石灯籠、橋などが配置されている。

 市は新型コロナウイルス対策として、一昨年と昨年に続き今年も、ボランティアガイドによる園内ガイドや休憩スペースの設置を中止した。同園は「緑ケ丘」バス停の近く。駐車場は少ないため、市は公共交通機関の利用を呼びかけている。開園時間は午前10時~午後4時。

 一般公開は春と秋に4日間ずつで年に計8日間のみ。市文化創造推進課の馬場奈穂主幹は「コロナ対策を実施していますので、気分をリフレッシュしに、散歩に行くようなつもりで足を運んでほしい」と話していた。

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