ベンセ湿原と世界遺産バスツアー試乗会/つがる

亀ケ岡石器時代遺跡の「しゃこちゃん広場」で打ち合わせをするガイドや観光関係者

 つがる市観光物産協会は25日、市内の観光地をバスで巡る「初夏のベンセ湿原と世界遺産ツアー」(6月1~10日)の開始を前に、試乗会を行った。ガイドは6人のうち4人が参加。世界文化遺産・亀ケ岡石器時代遺跡や縄文時代の概要、ベンセ湿原で咲き始めたニッコウキスゲの開花状況などを入念に確認した。ツアーは新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年まで2年間中止しており、3年ぶりの開催となる。

 ツアーは今まで「つがる市定期観光バスツアー」との名称だったが、今回から改称した。市役所隣の縄文住居展示資料館カルコからスタートし、ベンセ湿原、高山稲荷神社、むらおこし拠点館フラット、亀ケ岡石器時代遺跡、JR木造駅を巡る。

 ガイドたちはカルコに展示されている遮光器土偶のレプリカを前に、「本物ではないと、ちゃんと説明した方がいいのでは」と話し合った。湿原では、好天が続けば6月上旬にもニッコウキスゲが見ごろを迎えることを確認。同遺跡では案内のポイントを再確認した。

 ガイドの田中豊忠さん(81)は「3年ぶりだけに楽しみ。つがる市の自然豊かなところを懇切丁寧に説明したい」と話した。

 ツアーは1日1便で定員11人。料金は大人3千円、中学生以下2500円(いずれも昼食とガイド付き)。申し込みは乗車希望日の2日前までの平日に、同協会事務局(電話0173-42-1114)へ。

ベンセ湿原敷地内を歩いて案内のポイントを確認するガイドや観光関係者

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