「縄文」遺産認定証の複製、漆塗り額で展示

是川縄文館で展示公開されている世界文化遺産の認定証複製。赤色漆塗りの額縁が目を引く

 青森県八戸市の是川石器時代遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産一覧表記載認定証の複製と、是川遺跡を構成する遺跡の一つ・一王寺遺跡から昨年6月に出土した国内最古級の土面(縄文時代中期前半)の展示公開が、市埋蔵文化財センター是川縄文館1階アトリウムで行われている。認定証複製は是川遺跡で見つかった漆塗り製品をイメージした赤色漆塗りの額縁入りで、来館者の目を引いている。

 額縁は、岩手県八幡平市の安比塗漆器工房が制作。縦約60センチ、横約40センチで、同館が収蔵展示している縄文晩期の赤色漆塗り土器や木製品などに近い色合いとなっている。認定証の複製は昨年11月に県を通じて八戸市に到着し、館内に展示していたが、漆塗りの額縁に入れて公開することで「『是川遺跡といえば漆』とより強く印象づけられたら」と松橋広美副館長は語った。

 一王寺遺跡から出土した土面の一般公開は、昨年11月の企画展以来となる。同遺跡調査担当の宇庭瑞穂学芸員によると、その後の調査で土面の目を表現した貫通孔の周囲に、ひもを通したような摩耗の跡があることが分かった。

 宇庭学芸員は「用途は分からないが、土面はただ飾っていたのではなく、何かに使っていたものと考えられる」と説明。さらに土面の欠けた部分の断面に、意図的に混入された土器片または小石が見つかったため、今後詳しく調査する予定という。

 同館1階アトリウムは観覧無料。

館内で公開が始まった国内最古級の土面を見る宇庭学芸員

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