弘前さくらまつり、19日から「準まつり体制」

弘前さくらまつりが19日から「準まつり体制」で始まるのを前に、中堀で腕慣らしの運航をする船頭ら=18日

 弘前公園の桜の早咲きに合わせ19日から、弘前さくらまつりが「準まつり体制」で始まる。開幕を控えた18日の園内では、新型コロナウイルス禍での中止や自粛を経て3年ぶりに営業する中堀観光舟や西堀のボートの準備が急ピッチで進んだ。

 ボートは19日から、観光舟は20日から営業を始める。新型コロナ感染防止のため整理券を配布して順番待ちで混雑しないようにするほか、観光舟の定員を20人から13人に減らす。

 18日の安全祈願祭に出席した弘前観光コンベンション協会の三上千春会長は「感染対策に十分に配慮して、ボートや舟の上からゆっくりと桜を楽しんでほしい」と話した。

 3年ぶりに東京都から帰省した同市出身の女性(38)は、園内を散策しながら「丸2年、弘前の桜を見られなかった。人同士距離をとるように気を付けながら、花を楽しみたい」と話していた。

 市は同日、西堀の桜のトンネルと最長寿のソメイヨシノの開花を発表した。園内のソメイヨシノの満開は21日を見込む。まつりの本会期は23日から5月5日まで。

弘前さくらまつりが19日から「準まつり体制」で始まるのを前に、西堀のボートに試乗する市民ら=18日

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