雪を吹き飛ばしながら恐山街道を除雪するロータリー車

 青森県むつ市の霊場・恐山に続く県道むつ恐山公園大畑線(通称・恐山街道)で除雪作業が進んでいる。7日、県下北地域県民局が作業の様子を報道陣に公開した。5月1日に山開きを迎える恐山の「春」が着々と近づいている。

 作業は4日に始まった。7日はロータリー車2台に作業員が2人ずつ乗り込み、雪を勢いよく吹き飛ばしていった。恐山まで約4キロ離れた冷水付近では硬くなった雪が1メートルほど積もっており、雪解けが早く進んだ昨年と比べると約3倍の高さだった。同県民局によると、今冬の同市の累計降雪量は3メートル85センチで昨年より80センチ多かったという。作業は土日を除いて毎日行われ、同市二又-恐山間は20日正午、恐山-同市大畑町薬研間は25日正午に開通する予定。

 同県民局道路施設・高規格道路建設課の蒔苗晋課長は「下北の山々に春の訪れを告げる大切な仕事。安全第一で進めていきたい」と話した。

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