観光に関して調査・研究しているリクルート（東京）の地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は10日、旅行サイト「じゃらんnet」の会員に尋ねた今年の「温泉地ランキング」を発表した。これまで行ったことがある温泉地のうち、お薦めしたい穴場では、青森県の下風呂・薬研温泉が前年から三つ順位を上げ、3位に入った。八甲田温泉・酸ケ湯温泉も一つ順位を上げ6位となった。1位は秋田県の乳頭温泉郷だった。

　下風呂・薬研温泉を選択した理由（複数回答可）では、「静かな環境でゆっくり過ごせるから」（63.6％）、「自然に囲まれて秘湯感がある」（61.7％）、「泉質が良い」（51.4％）が上位を占めた。

　全国の人気温泉地では、上位50位のうち、青森県の奥入瀬渓流温泉・十和田湖畔温泉が21位、八甲田温泉・酸ケ湯温泉が29位に入った。1位は群馬県の草津温泉。全国あこがれ温泉地は青森県の八甲田温泉・酸ケ湯温泉が12位、奥入瀬渓流温泉・十和田湖畔温泉が16位、浅虫温泉が30位。1位は大分県の湯布院温泉だった。

　調査は9月1～13日にインターネットで実施し、全国の1万2595人が334温泉地を対象に回答した。