青森県黒石市の津軽こけし館で4日、新春恒例のこけしの初挽(び)きが行われた。制作歴約30年の津軽系工人・北山盛治さん(74)が初めて初挽き工人を務め、新型コロナウイルスの早期収束や伝統こけしの普及を願いながら一本を仕上げた。
神事の後、白装束を着た北山さんが実演コーナーで制作を開始。ファンが見守る中、ろくろに取り付けた木地を削って丁寧に形を整えた。胴体には温湯(ぬるゆ)こけし山谷型の特徴というツバキとモミジをあしらい、最後にかわいらしい顔を描いて高さ8寸(約24センチ)のこけしを完成させた。
北山さんは「コロナが収まり、普通の生活が早く訪れるよう願いを込めた。伝統こけしにこだわらない若い人たちにも喜んでもらえる作品が作れるよう、挑戦し続けたい」と語った。
同館では8日~3月21日、全国の工人がひな人形を模して制作した「ひなこけし」の展示即売会「楽しい、ひなこけし展」が開かれる。
神事の後、白装束を着た北山さんが実演コーナーで制作を開始。ファンが見守る中、ろくろに取り付けた木地を削って丁寧に形を整えた。胴体には温湯(ぬるゆ)こけし山谷型の特徴というツバキとモミジをあしらい、最後にかわいらしい顔を描いて高さ8寸(約24センチ)のこけしを完成させた。
北山さんは「コロナが収まり、普通の生活が早く訪れるよう願いを込めた。伝統こけしにこだわらない若い人たちにも喜んでもらえる作品が作れるよう、挑戦し続けたい」と語った。
同館では8日~3月21日、全国の工人がひな人形を模して制作した「ひなこけし」の展示即売会「楽しい、ひなこけし展」が開かれる。