日よけの傘を差しながら三内丸山遺跡の遺構を見学する人たち=青森市

 青森県、北海道、岩手県、秋田県の17遺跡でつくる「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されて初の週末を迎えた31日、青森県内に分布する8遺跡には、見学者が続々と訪れた。5月に登録勧告を受けてから既に見学者が増え始めたという遺跡もあり、関係者は新たなファン獲得に期待を寄せている。

 是川石器時代遺跡(八戸市)などの出土品を展示している市埋蔵文化財センター是川縄文館には31日、開館と同時に来館者が切れ目なく訪れた。同館によると、世界遺産登録を巡る報道により、1週間ほど前から来館者が多くなってきている。佐藤ちひろ主事兼学芸員は「世界遺産になったことで注目が高まり、多くの人に是川遺跡や縄文文化の素晴らしさを知ってほしい」と話した。

 小牧野遺跡(青森市)のガイダンス施設「縄文の学び舎(や)・小牧野館」によると、登録勧告後2週間の遺跡来場者はコロナ禍前の一昨年同期比で8割増えた。31日は同館や遺跡に断続的に人が訪れ、竹中富之館長は「訪れた人に楽しんでもらえるよう、しっかりと保存活用をしていきたい」と語った。

 大平山元遺跡(外ケ浜町)そばにある大山ふるさと資料館には、31日午前だけで20人余りが来館した。町教委によると例年の週末比で4~5倍という。

 大森勝山遺跡(弘前市)の6月末の人出は、市によると前年同月比約4.6倍の4825人に増えた。

 田小屋野貝塚、亀ケ岡石器時代遺跡(ともにつがる市)を紹介する縄文遺跡案内所、二ツ森貝塚(七戸町)のガイダンス施設「二ツ森貝塚館」も、登録勧告後に来場者が増加傾向にあるという。

 三内丸山遺跡(青森市)をガイドする三内丸山応援隊は31日、ガイド希望者が目安の1回20人を上回った場合、2班に分けて案内できるよう、対応するボランティアを増員した。県教委三内丸山遺跡センターによると、4連休中の7月23日には本年度最多の1322人が訪れている。

家族連れが時折散策する姿が見られた大森勝山遺跡=弘前市




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