日本遺産3港PRイラストを前に、記念撮影する3町の担当者と野辺地中美術部員、豊川さん(右から2人目)

 文化庁が認定する日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の文化財がある青森県鯵ケ沢、深浦、野辺地の3町教育委員会は28日、野辺地町中央公民館で記者会見を開き、魅力発信のために企画された連携イベントの概要を発表した。30日から巡回パネル展やスタンプラリーを実施。このほか3町それぞれで、北前船にまつわる歴史をたどる町歩き行事を開催する。

 巡回パネル展では、「鯵ケ沢・深浦・野辺地と北前船」と題し、3港の歴史や文化財を紹介。30日~8月15日に野辺地町中央公民館で、9月4~12日に鯵ケ沢町中央公民館で、9月28日~10月17日に深浦町歴史民俗資料館で開く。

 3町でスタンプを集めるスタンプラリーも今月30日~10月31日に開催する。3町教委はそれぞれ、表面が各町のオリジナルデザイン、裏面が共通デザインのミニ絵馬を作製。全3町を巡った人には、最後にスタンプを押印した町のデザインが入ったミニ絵馬をプレゼントする。

 記者会見では、野辺地中学校美術部員が調べた3町の名産品を題材に、青森市在住のデザイナーの豊川茅(ちえ)さん(30)が描いた日本遺産3港のPRイラストも披露した。

 野辺地町立歴史民俗資料館の小野早苗館長は「たくさんの人に、北前船の歴史やそれぞれの町について楽しく学んでほしい」とPR。イラスト作製に協力した野辺地中2年の荒谷晏菜さんは「野辺地以外の町について楽しく学べた」と話した。

(左から)深浦、鯵ケ沢、野辺地各港のオリジナルデザインのミニ絵馬。全3町を巡った人には、最後にスタンプを押印した町のデザインが入ったミニ絵馬をプレゼントする



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