初夏の味覚、ジュンサイ摘み取り体験/十和田

竹ざおで小舟を操り、ジュンサイの若芽を摘む親子連れ=20日午後、十和田市の鯉艸郷

 21日は夏至。1年で最も昼の時間が長く、夜が短い。十和田市深持の観光農園「手づくり村 鯉艸郷(りそうきょう)」では20日、ルピナスやハナショウブを眺めながら、初夏の味覚ジュンサイの摘み取り体験が行われていた。

 独特のぬめりと、ぷりぷりした食感。ジュンサイは湯がいて冷水で締め、ポン酢をかけると涼を呼ぶ食材として隠れた人気がある。

 鯉艸郷では5年ほど前から有料で摘み取り体験を続けている(予約制)。来場者は畳1畳ほどの小舟に乗り込み、竹ざおを操りながらジュンサイの葉についた若芽を摘んでいく。「舟の底が平らなので前後左右に揺れて不安定。さおでしっかりと固定するのがコツ」と代表の中野渡裕生さん。

 八戸市南類家2丁目、美容師越田香名さん(29)は娘の釆空(さく)ちゃん(4)、友人ら5人でジュンサイ摘みに挑戦した。「ジュンサイという食べ物自体を知らなかった。初めは小舟から落ちそうで怖かったが、だんだんバランスを取る感覚が分かり、水中の若芽もしっかり見えるようになった」と収穫に笑顔だった。

 県内は19日に梅雨入りし、十和田市は朝からどんよりとした曇り空が広がった。青森地方気象台によると同市の最高気温は5月中旬並みの18.5度にとどまり、肌寒い一日となった。

 夏至の21日、青森市の日の出は午前4時6分、日の入りは午後7時12分。

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