月が地球の影にすっぽりと入る「皆既月食」が26日夜、全国で観測された。今回は満月が1年間で最も地球に近づいて大きく見える「スーパームーン」の状態と重なった。青森県内でも青森市や八戸市など各地で夜空に浮かぶ赤銅色(しゃくどういろ)に染まった幻想的な満月が見られた。

 八戸市では市視聴覚センター・児童科学館が市福祉公民館の芝生地で観望会を開いた。約100人が参加し、肉眼や天体望遠鏡からの映像モニターで月食の様子を見届けた。午後6時44分ごろから欠け始めた月は、同8時9分から同8時28分ごろまでの間、皆既月食となった。時折雲がうっすらとかかり、肉眼では皆既月食の特徴である赤銅色は鮮明には見えなかったが、参加者からは「月が消えていく」「望遠鏡で見るとよく分かる」などと歓声が上がった。家族と一緒に来た同市の小学5年生、戸田聖愛(せいら)さんは「皆既月食を見たのは初めて。月が隠れる瞬間は赤くきれいで感動した」と話していた。

 青森市の三内丸山遺跡では午後8時すぎ、大型竪穴建物の上に赤っぽく見える月がぼんやりと浮かんだ。

 国立天文台によると、国内で皆既月食が見られたのは2018年7月以来で2年10カ月ぶり、スーパームーン状態の皆既月食の観測は1997年9月以来で23年8カ月ぶりとなった。次に国内でスーパームーンの皆既月食が見られるのは、12年5カ月後の2033年10月8日。

皆既月食で赤みの帯びた月が浮かんだ三内丸山遺跡=26日午後8時20分、青森市

観望会で皆既月食を観察する参加者たち=26日午後8時すぎ、八戸市

皆既月食で赤銅色に染まり、青森ベイブリッジにかかる月=26日午後8時18分、青森市柳川から

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