青森県三沢市ゆかりの詩人・劇作家寺山修司(1935~83年)が主宰した劇団天井桟敷など、1960~80年代半ばのアングラ演劇のポスターを集めた企画展「ジャパン・アヴァンギャルド」が6日、同市の寺山修司記念館で始まった。当時新進気鋭だった横尾忠則ら美術家が、各団体独特の世界観を描いた105点が並び、かつての熱気を今に伝えている。
展示品は、演劇ポスターの収集・保存に取り組む「ポスターハリス・カンパニー」(東京)が所蔵。天井桟敷、状況劇場、黒テント、自由劇場などの公演告知用のもので、横尾忠則や宇野亜喜良、粟津潔、赤瀬川原平らがデザインを手掛けた。企画展は全国各地で開かれており、県内では2度目の開催。
従来の演劇と一線を画したアングラの前衛的な舞台と同様、ポスターもサイケデリックな色彩、大胆で挑発的なデザインが目を引く。「告知の役割を終えても、時代を駆け抜けたアングラ演劇の疾走感、当時の空気感を今に伝えている」(記念館の笹目浩之副館長)。美術的にも高く評価される一方、現存するポスターはわずかという。
9月26日までの期間中、入館料は常設展と合わせて一般550円、高校・大学生110円、小中学生60円。笹目副館長によるギャラリートークも月1度開催する予定。問い合わせは記念館(電話0176-59-3434)へ。
展示品は、演劇ポスターの収集・保存に取り組む「ポスターハリス・カンパニー」(東京)が所蔵。天井桟敷、状況劇場、黒テント、自由劇場などの公演告知用のもので、横尾忠則や宇野亜喜良、粟津潔、赤瀬川原平らがデザインを手掛けた。企画展は全国各地で開かれており、県内では2度目の開催。
従来の演劇と一線を画したアングラの前衛的な舞台と同様、ポスターもサイケデリックな色彩、大胆で挑発的なデザインが目を引く。「告知の役割を終えても、時代を駆け抜けたアングラ演劇の疾走感、当時の空気感を今に伝えている」(記念館の笹目浩之副館長)。美術的にも高く評価される一方、現存するポスターはわずかという。
9月26日までの期間中、入館料は常設展と合わせて一般550円、高校・大学生110円、小中学生60円。笹目副館長によるギャラリートークも月1度開催する予定。問い合わせは記念館(電話0176-59-3434)へ。