大震災の被害忘れないで/三沢市役所で写真展

三沢市役所で始まった、津波の被害状況を伝える写真などの展示

 東日本大震災から11日で10年を迎えるのを前に、青森県三沢市は8日、市内の被災状況を伝える写真などの展示を市役所本館1階ロビーで始めた。津波に襲われた三沢漁港や同市六川目地区などの写真69枚をはじめ、資料計132点を展示している。12日まで。

 写真は市が収集、保存した37枚と、六川目自主防災会が所有する32枚。三沢漁港で荷さばき施設や漁船が壊れた様子や国道338号の浸水など、津波のすさまじさを伝える。押し流され塀の上に乗り上げた住宅や傾いた小屋、泥まみれになった室内の写真もある。

 市沿岸部にある第三中学校と地元町内会による合同の防災訓練や、昭和三陸津波(1933年)に関する資料も展示している。

 市防災管理課の種市俊之課長は「10年前の経験を風化させず次世代に伝えたい。震災の恐ろしさと、災害への備えの必要性を考えるきっかけにしてもらえれば」、六川目自主防災会の一戸実会長(71)は「震災体験者の記憶を伝承し、つないでいきたい」と話した。

 展示は午前8時15分~午後5時。

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