
南部町観光協会(夏堀文孝会長)は、料理家・栗原心平さんの監修で、同町の名産である南部太ネギと食用菊を使った鍋料理「南部太ネギと菊ボールの鶏鍋」を開発した。南部太ネギの甘さを引き出し、食用菊を一口大にして揚げる斬新なアイデアで、自慢の鍋が出来上がった。同協会は観光振興や地域活性化に向け、町内の宿泊施設や飲食店にも広く普及させ、通年での提供を目指す。
同町は2012年9月に毎月22日を「鍋の日」と定め、鍋料理を囲んで家族や仲間の絆を深めてもらおうという「町笑顔あふれる明るいコミュニケーション推進条例」(通称・鍋条例)を制定。16年から毎年11月には町観光協会が地域おこしの一環として、県内各地の鍋料理を一堂に集めるイベント「あおもり鍋自慢」を町内で開催しているものの、これまで町内には「八戸せんべい汁」のような町を代表する鍋料理はなかった。
新型コロナウイルスの影響で昨年のあおもり鍋自慢が中止を余儀なくされたことをきっかけに、同協会が代替企画として「町を代表する自慢の鍋をつくろう」と昨年11月、栗原さんにレシピの開発を依頼。同12月、南部太ネギと食用菊をはじめ、地域のブランド鶏肉「あべどり」、地元名産のニンニクのチップ、郷土食の麦かっけを具材にしたレシピが届いた。
このレシピを基に、町農林漁業体験実習館チェリウスが3月28日までの土日祝日に1日10食限定で提供している。
同協会事務局を担当する長崎真・町商工観光課主幹は「南部町らしさを感じてもらえる鍋料理。あおもり鍋自慢でも大きな目玉になる。通年で提供できる態勢を整え、地域の活性化につなげたい」と話す。
価格は千円(税込み)。予約、問い合わせはチェリウス(電話0178-76-1001)へ。
同町は2012年9月に毎月22日を「鍋の日」と定め、鍋料理を囲んで家族や仲間の絆を深めてもらおうという「町笑顔あふれる明るいコミュニケーション推進条例」(通称・鍋条例)を制定。16年から毎年11月には町観光協会が地域おこしの一環として、県内各地の鍋料理を一堂に集めるイベント「あおもり鍋自慢」を町内で開催しているものの、これまで町内には「八戸せんべい汁」のような町を代表する鍋料理はなかった。
新型コロナウイルスの影響で昨年のあおもり鍋自慢が中止を余儀なくされたことをきっかけに、同協会が代替企画として「町を代表する自慢の鍋をつくろう」と昨年11月、栗原さんにレシピの開発を依頼。同12月、南部太ネギと食用菊をはじめ、地域のブランド鶏肉「あべどり」、地元名産のニンニクのチップ、郷土食の麦かっけを具材にしたレシピが届いた。
このレシピを基に、町農林漁業体験実習館チェリウスが3月28日までの土日祝日に1日10食限定で提供している。
同協会事務局を担当する長崎真・町商工観光課主幹は「南部町らしさを感じてもらえる鍋料理。あおもり鍋自慢でも大きな目玉になる。通年で提供できる態勢を整え、地域の活性化につなげたい」と話す。
価格は千円(税込み)。予約、問い合わせはチェリウス(電話0178-76-1001)へ。