聖寿寺館跡(南部町)ガイドの会が活動スタート/7月日曜は常駐、予約外も対応

ときの声を上げ、本年度の活動開始を宣言する南部屋形聖寿寺館ガイドの会のメンバーら

 北東北最大の戦国大名・三戸南部氏の城館だった青森県南部町の国史跡・聖寿寺館跡(しょうじゅじたてあと)を案内する「南部屋形聖寿寺館ガイドの会」(坂本瑞男会長)が1日、同史跡で結団式を行い、6年目となる本年度の活動をスタートさせた。7月の毎週日曜日は案内所に初めてガイドが常駐し、予約以外の観光客にも対応する。

 本年度の会員は、養成講座受講生も含め23人で、地元南部町のほか八戸市、三戸町などから参加した。同会は2019年に発足し、同年度は342人を案内したが、新型コロナの影響で20年度は79人に減少。その後は21年度239人、22年度は過去最高の372人、23年度は279人を案内し、本年度も既に予約が入っているという。

 結団式では、同会の石川直子さんが「分かりやすいガイドができるよう頑張りたい」と宣言した後、石川誠さんの音頭で「エイエイオー」とときの声を上げ、本年度の活動に向けて士気を高めた。この後、南部町教育委員会史跡対策室の布施和洋総括主査の案内で史跡内を見学した。坂本会長は「あまり歴史を知らない人でも気軽に来てもらえれば」と話した。

 同教委は、同史跡近くにある南部家中興の祖といわれる第26代当主、南部信直夫妻の墓石(県重宝)と第27代当主・利直の霊屋(同)を7月7日、2年ぶりに一般公開する。

 同会のガイドは無料(1週間前までに予約)。申し込みは史跡聖寿寺館跡案内所(電話0179-23-4711)へ。

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