三戸・城山公園で初の紅葉ライトアップ開始

灯籠によってライトアップされている鶴池周辺

 青森県三戸町と町観光協会は20日夜、同町の城山公園で紅葉のライトアップを始めた。初の取り組みで、11月1日までの予定。新型コロナウイルスの影響により、町内では同公園での「さんのへ春まつり」をはじめ多くのイベントが中止となっており、関係者は「まちに明るさをもたらし、秋の城山公園の魅力を発信したい」と期待を込めている。

 城山公園は県内有数の桜の名所として知られ、春まつりは多くの観光客でにぎわう一方、紅葉シーズンは訪れる人も少ない。新型コロナの影響で町のイベントが中止を余儀なくされる中、町と町観光協会が新たなイベントを模索、ライトアップ実施が決まった。

 時間は午後5~10時。同公園内の糠部神社境内や天守風の三戸城温故館、鶴池、亀池の周辺を照らす。ぼんぼり、町出身の故馬場のぼるさんの絵本「11ぴきのねこ」をデザインした灯籠、発光ダイオード(LED)の投光器にそれぞれ明かりがともると、一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。

 紅葉の見ごろは来週以降と見込まれている。町観光協会の藤村立夫会長は「この機会に秋の城山公園へ足を運んでもらえれば。来年以降も続けていきたい」と話した。

 期間中は午前と午後の計2回、1時間程度のガイドツアー(無料、要予約)も行う。糠部神社は11月8日まで2種類の「秋詣(あきもうで)特別御朱印」(1枚500円)を販売する。

 問い合わせは町観光協会(電話0179-22-0777)へ。

ぼんぼりがともり、幻想的な雰囲気に包まれている糠部神社参道

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